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2012年12月28日 (金)

変態、傾奇者(かぶきもの)、数寄者(すきしゃ)

一部の珈琲人やカフェオーナーの間では、「変態」というのは99%の敬愛と1%の自嘲の入り交じった称賛の言葉です。コーヒーやお店づくりへの飽くなき探究心が、理想にむかって直進するがゆえの逸脱や、細部への過剰なこだわりを生み、それに気づいたお客さまに衝撃とインスピレーションを与え、人生の質に変化さえもたらしてしまう。

そんな偉大な変態珈琲人のひとりにむかって「変態の定義」をおたずねしたら、同業者を例に挙げて、思い出すたびににやにや笑ってしまうような説明をしてくれました。その人の的を射た指摘であらためて認識したのですが、攻めの姿勢で疾走するタイプの変態さんたちは、なぜかメンタルが弱くて不安定。その脆さを含めて、愛さずにはいられません。

それにしても、変態という言葉は人聞きが悪いですね。なんとか言い換えられないものかと代案を考えているのですが、なかなか思い浮かびません。傾奇者(かぶきもの)という表現はストイックで求道的な人には似合わないし、数寄者(すきしゃ)では美意識のみが強調されそう。

それでも、変態たちのなかには「あの人こそ傾奇者」、「あの人は数寄者」と、お顔が浮かぶ方々がいます。なんて楽しい。そんな遊びをさせてくれるほど、彼らが放射するエネルギーは大きいのだと痛感するのです。

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