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2012年10月13日 (土)

名曲喫茶ヴィオロン(阿佐ヶ谷)

Violon02

かろうじて現存している名曲喫茶のなかで、現在もちゃんと血が通っているお店は数少ない。ヴィオロンは現役で生きつづける貴重な名曲喫茶。毎月第3日曜日には蓄音機の究極の完成形と呼ばれるクレデンザで、SPレコードの演奏会が催されています。

いま書いている本のための原稿に、ページ数の都合で盛りこめなかったこと。店名をなぜ「ヴィオロン」としたのですかとマスターの寺元さんに尋ねたら、フランスでの出来事を話してくれました。

1970年代に、パリの蚤の市でSPレコードを探していた寺元さん。欲しかったのはメニューインが演奏するモーツァルトのヴァイオリン協奏曲「アデライーデ」でした。

店番のおじいさんに英語で「ヴァイオリン」と言ってもなかなか通じません。寺元さんが懸命に説明を続けるうちに、おじいさんがはたと膝を打って、

「オゥ、ヴィオローン!」

と言ったそうです。その「ヴィオローン」という響きがなんとも素敵でね、というわけで店名はフランス語でヴァイオリンを意味するヴィオロンに。おじいさんの口調を真似る寺元さんの抑揚も、なんとも素敵だったのです。

Violon01

かつて、レコード針はこんな缶に入って売られていたそうです。

コーヒーや紅茶はみな350円。コーヒーはミルクか、ブランデーをちょっと垂らすこともできます。ちょっとしたおやつの持ち込みも自由だそうですが、名曲喫茶なので、ビニール袋ががさごそと音を立てたりしないようにご注意ください。

ただ、決して堅苦しい場所ではないので、小さな声での会話ならOK。読書や原稿用紙を持ち込んでの原稿書きは最高にはかどります。

名曲喫茶ヴィオロン
【住所】東京都杉並区阿佐谷北2-9-5
【TEL】 03-3336-6414

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