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2011年11月17日 (木)

パティシェ エス コヤマ 「バレンタインコレクション2012」

大徳寺納豆(!)をアクセントにしたショコラ「一休」。
強烈なピートくささが愛好家を魅了してやまないモルトウィスキー、ラフロイグの
香りをフランボワーズと組み合わせたショコラ「スモーキー」。
それらがこんなにも親しみやすいおいしさだなんて、と驚いた午後。

Es_koyama_038種類のショコラのデュスタシオン「DNA京都2011」

今年のパリのサロン・デュ・ショコラといえば、日本人パティシェ、コヤマススムさんが初出品にしていきなりC.C.C.品評会の最高位を獲得、外国人部門最優秀賞を受賞した話題でもちきりですね。

Es_koyama_02

ホテルニューオータニで催されたパティシェ エス コヤマの「バレンタインコレクション2012」お披露目会も盛況。小山進さん自身が語る各ショコラの魅力をはじめ、エス コヤマが神戸の自然あふれる場所に創られた理由や、支店を出さない理由など、興味深く拝聴しました。

Es_koyama_04ガナッシュの上に大徳寺納豆をのせ、ショコラでカバーリングした「一休」

C.C.C.で絶賛されたのは5つのショコラの「リズム」だった、と小山進さんは語ります。ミュージシャンがコンサートで1曲目は何からスタートしようかと曲順を練りあげるように、小山さんは個性的な素材を用いたショコラを並べる順番も充分に配慮したそうです。

Es_koyama_01_2

一粒の「一休」の半分をゆっくりと舌の上で溶かしていくと、最後に大徳寺納豆の塩気と発酵した豆の風味が姿をあらわしました。残りの半分は噛んでみたのですが、今度はまるでブルーチーズを食べているようなおもしろさ。

それにしても、なのです。

クセのある素材を用いながら、完成されたショコラには難解な表情が微塵もない。もう両手をひろげて笑顔でこちらを迎え入れてくれるような、親しみやすいおいしさ。きっと日ごろから老若男女のお客さまを愉しませることを本当に大事にされているのだろうな、と感じたのでした。

もうひとつ驚いたことといえば、「エス コヤマ」のエスが小山進さんのイニシャルを思わせつつ、じつは無意識下の欲求……あのフロイトの「イド」を意味していたことです。本能的な、がまんできない欲望をかきたてる美味、を示唆していたのですね。

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