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2011年5月 5日 (木)

小さく生きる

311sky

3月11日の地震後、急激に曇った東京の空。
なぜこんなに屋外が暗いのかと驚きました。
(この1時間後には再び青空に)

かねてよりの計画通り、3月下旬からひと月の半分を夫の実家・伊豆大島で暮らしています。島へ渡る直前に、遠い親戚が90代で亡くなったからお葬式に出てねと義母から電話があり、喪服をたずさえての半移住。

島では車が生活の足。これまでヴァンデンプラ・プリンセス以外の車には1ミリも興味が持てなかった私も、自分用に中古の小さな赤い国産軽自動車を買いました。しかたなく購入したわりには、「とびうお1号」と名づけて可愛がっています。愛称とびちゃん。
(大島ではときおり、とびうおの刺身が食卓にのぼります。夏の晴れた夕方、ほどよく冷やしたビールを片手に、酢味噌でいただく新鮮なとびうおときたら! )

Oshima_kumo

4月25日、伊豆大島の空。
毎日、とびうお1号でドライブする海岸通り。

震災後の混乱と緊張のなかで、ふだんは周囲に「のれんに腕押しするような(?)ふわふわしたひと!」と妙な比喩で評されてきた自分の中に、ひとたび心を決めたら困難にも全くひるまない強靱な意志があるのを初めて見いだしました。のれんにも五分の魂、というところでしょうか。

いまは、自分のサイズで小さく生きることを大切にしたいと思っています。目の前にいる家族、少数の友人、信じられる食べもの、信じられる少しの本や音楽。
放っておけば不安は自分では確認のしようがない大きなこと、雲をつかむようなこと、抽象的なことへと際限なく膨らんでしまうから、地に足をつけて身近にある小さな信じられるものをひとつずつ確認していくこと。

天然酵母のたねおこしから米粉パン作りまでできるホームベーカリーを買って、二日に一度パンを焼いています。義母が農薬を使わずに楽しんでいる家庭菜園では、この夏はトマトと茄子とキュウリとズッキーニが実る予定です。私は草取り係としても期待されていますが、菜園の一角をもらったので、ひまわりと立葵を育ててみることにしました。

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