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2010年5月13日 (木)

カフェは樹木のごとく

新著の校正作業中。そして、本のタイトル決定間近。

私が考えていた仮タイトル『東京カフェの時代』が、営業部の方々から「これでは読みものみたいなので、もっとガイドブック的な名前に」と反対にあって却下されそう。読みものです…東京カフェの歴史を綴っています…と弱々しくつぶやきながら、代替タイトルを考案中。

そんななか、本とは関係ないのですが、数十年の歴史を重ねてきたカフェのオーナーからメールをいただきました。心に残る一節。

 もはや30年もその場に佇む樹木のごとく
 お店はただただそこに在るだけなのですが
 歩くのに邪魔だとか、枯葉の掃除が大変だとか
 切り倒される寸前の状況は悲しい限りです

カフェを樹木にたとえた素晴らしい発想に、はっとしました。本当に、カフェは自分から歩いていくことはできず、ひとつの場所に根を張り、緑の枝をひろげて、その木陰で人々が休んでくれるのを待っているだけなのですよね。

大樹さえ枯れてしまいそうな厳しい状況だからこそ、みずみずしい木陰で憩わせてくれる樹々の1本1本を大切にしたいと、あらためて思いました。

もし森林が地球上からなくなったら、人間は生きていけない。それと同じように、もしカフェや喫茶店が都市からなくなったら、人はとても生きにくくなるでしょう。

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