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2010年3月28日 (日)

カフェと舞台の共通点…『檸檬の白い帖』

新宿のSPACE107カフエマメヒコの面々が演じる舞台『檸檬の白い帖』を観てまいりました。

なぜ、カフェが演劇を?…という当然の疑問について、カフェオーナー&脚本・演出担当の井川さんがマメヒコのブログなどでさまざまに語っていらっしゃいます。私が直接質問したときには、井川さんはこんな面白いことをおっしゃっていました。

カフェと演劇の共通点のひとつ、それは「フレーミングできない」、つまり「切り取れない」こと。

写真を撮るのがお好きな方なら痛感していると思いますが、カメラは現実をそのまま写したりは決してしない。カメラの「切り取り力」はものすごいマジックを発揮するのですよね。
テーブルの上に美しいコーヒーカップがひとつ。そこだけにぐっとフォーカスして切り取れば、たとえ周囲がどんなに乱雑に散らかっていても、なんとなく雰囲気のある写真ができあがり。どんなふうにでもごまかせてしまうわけです。

テレビ番組はカメラの「切り取り力」に頼って作られているわけですが、舞台はそうはいきません。舞台はつねに全体がまるごと観客の視線にさらされているのです。だから、「すみっこは写らないから手を抜いても平気」ということができない。

カフェも、そうなんですよね。

井川さんは、たとえばニューヨークをコンセプトに掲げたカフェを訪れ、洗面所に生活感たっぷりの「消臭力」などが置いてあるのを目撃すると、「おいおい、見切れてるよ」と思ってしまうのだそうです。

※【見切れる】
(1)演劇・放送などで,本来は見えるべきでない範囲や物が見えてしまうこと。
(2)転じて,俗に本来は見えるべき範囲や物がはみ出してしまうこと。

フレームで切り取れない舞台。切り取れないカフェ。なるほど興味深い共通点ですね。

今日の唯一の後悔は、開演前のロビーにマメヒコのコーヒーやクッキーやスコーンが用意されているのを知らず、うっかりスターバックスでコーヒーをテイクアウトしてしまったこと。(その店内で、同じように劇マメヒコを観に来た友人たちにばったり)

悔しいので、大急ぎでレモンクッキーとスコーンを購入しました。ゴボウ入りの珍しいスコーンが不思議においしくて。

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