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2009年4月28日 (火)

天然昭和喫茶、ゴゴ(出町柳)

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進々堂へ向かう前に、たまたま時間の余裕があったので入ってみた小さな喫茶店「ゴゴ」。入り口にはクラシックな字体で「まろやかな舌ざわり 独得なゴゴの珈琲」と綴られた看板。
いかにも店内は昭和のまま、外側だけに時代が流れた…という佇まいになんとなく呼び寄せられただけだったのですが、扉を開けてみれば想像以上の世界がひろがっていました。

シャンデリア、柱時計、壁の彫刻。人為的に造られたレトロ調ではなく、みごとな天然の昭和喫茶です。しかも素敵なことに、ご近所のおじさん、おじいさんたちの憩いの場としての役割を現在もきちんと果たしているようです。

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カウンターの中で活躍していたのは、30歳前後でしょうか、優しい雰囲気の女性で、年配の男性客たちを全員「おとうさん」と呼んでいました。おとうさん、コーヒーでいいですか? あ、おとうさん、おおきに。

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私がいただいたのはコーヒーゼリー。「この店にはそんなメニューがあったんやな」と、初めて気づいたらしい常連客に、カウンターの女性が説明します。

「暑くなってくるとアイスコーヒーがよく出るんやけど、いきなりそんな冷たいもの飲んだらおなかがびっくりしてしまうわ、というお客さんは、けっこうコーヒーゼリーを頼まはるんですよ」

それにしても不思議なのは店名の「ゴゴ」です。お会計のときに由来を訊ねたら、カウンターの端に腰掛けて新聞を読んでいた白髪の男性が顔を上げました。オーナーだったのです。

現オーナーは創業者ではなく、ゴゴとして営業していたこのお店を買い、そのままの店名で続けてきたのだそう。

「なんやフランス語の意味があったらしいけど、よう知りません。以前は朝6時から開けていた時代があって、みんなに“朝からやってるのにゴゴ!”と言われましたわ」

ゴゴ
京都市左京区田中下柳町8-76
【TEL】 075-771-6527

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