« 京都5日目:イケズの実在 | トップページ | KARAIMO BOOKS(京都)と石牟礼道子の悶え神 »

2009年3月15日 (日)

喫茶セブン@京都

Seven

両川(Ryosen)店主・大野さんに教えていただいた押小路(おしこうじ)通添いのご近所、「喫茶セブン」。早春の光を含んだ小雨に濡れるの小路一角に、ひっそりと扉を開けていました。

店内をあたためるストーブの上には、水をはった洗面器。トーストとコーヒーのモーニングセットは350円。ソーサーの上に小さなチョコレートがふたつ添えられていました。

Seven_01

昭和38年のオープン当初から、コーヒーはネルドリップ。当時はネルがポピュラーだったのですね。有名レトロ喫茶のひとつ「静香」の女性店主が、かつては着物の下に厚手のネルを着たから、良いネルがどこでも手に入ったとおっしゃっていました。今の市販のネルは薄くてだめです、と。

Seven_02

喫茶セブン店主、にこやかで親切な松宮さん。恒例の質問「京都の人はイケズですか?」を投げかけてみました。

「はい、そりゃあもうイケズですよ(笑) 京都のひとは口がうまい、おべんちゃらがうまい。真に受けたらあきません!(笑) 私は京都の人間ではなくて言い方が下手ですから、最初のうちは困りましたな」

コーヒーの仕事で二人のお子さんを育て、現在息子さんは東京在住。喫茶セブンのあとは継がれないそうです。もはやコーヒーだけで食べていくことは難しいからと。

たえず変化していく街の片隅の、小さな遺産。変化はだれにも止めることはできませんが、記憶しておくことはできます。昭和、平成にわたって46年ぶんの歴史を重ねてきた喫茶セブンの365日×46年=16790日。その16790分の1日の朝の時間を共有できたことを、静かに嬉しく思っています。

Seven_03

喫茶セブン
京都市中京区押小路通西洞院東入ル北側
【TEL】  075-231-6766
【OPEN】  8:30~17:00、日祝休
【MAP】 Yahoo!地図情報

※喫茶セブンの詳しい情報はこちらをどうぞ

|

« 京都5日目:イケズの実在 | トップページ | KARAIMO BOOKS(京都)と石牟礼道子の悶え神 »

13 京都のカフェ」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219376/44359091

この記事へのトラックバック一覧です: 喫茶セブン@京都:

« 京都5日目:イケズの実在 | トップページ | KARAIMO BOOKS(京都)と石牟礼道子の悶え神 »