« 国立・邪宗門の閉店 | トップページ | 老舗取材のアポイントメント »

2009年3月 3日 (火)

cafe decaとフランス製ブドウのマスタード

Deca

上左の写真は四谷四丁目交差点の部屋カフェ、deca(ドゥサ)で出会ったブドウのマスタード。リモージュのあたりで作られ、フランスでも手に入れるのが少し難しいというこの珍しい「ムータルド・ヴィオレット」が私のお皿にもスプーンでひとすくい分まわってきたのは、ちょっと不思議なご縁のたまもの。

大坊珈琲店で長く働いていた女性が、日によっては金魚カフェでも働き、現在はフランス人と結婚してフランスに住んでいるのだそうです。ムータルド・ヴィオレットを日本に送ってくれたのはその女性。decaのオーナーは金魚カフェのオーナーと知り合いで……。あわただしい日々の中でも小さなご縁はちゃんとめぐりめぐって、おいしいものと、おいしいもの好きの人々を結びます。

0217_d_0038

decaのオーナーシェフ、塩野目さんは寒い季節になると川上弘美が読みたくなるそうです。その言葉を聞いた瞬間、頭に浮かんだのは『センセイの鞄』に描かれた小さな居酒屋のカウンターの光景。

「ああ、居酒屋で湯豆腐や渋い肴を少しずつつまみながら、おいしい日本酒を一杯…」と思わずもらすと、オーナーの頭にも同じ光景が浮かんだようで、「そうそう!センセイの鞄!」と、お酒好きにはこたえられないイメージをしばし共有しました。フランスの匂いのするカフェですけれども。

好きなものが多いと楽しみが多く、同時にせつなさも多いようです。

|

« 国立・邪宗門の閉店 | トップページ | 老舗取材のアポイントメント »

10 その他の東京のカフェ」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219376/44227656

この記事へのトラックバック一覧です: cafe decaとフランス製ブドウのマスタード:

« 国立・邪宗門の閉店 | トップページ | 老舗取材のアポイントメント »