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2009年3月13日 (金)

京都5日目:イケズの実在

お仕事で京都に滞在して5日目。過密スケジュールで、今日はじめて、夕方から休憩タイムに入れました。もう少ししたら、御多福珈琲で店主(ルパン三世にそっくり)に紹介していただいた人のお店に、たくさんの日本酒と、美味しい魚の煮つけを目当てに出かけようと思います。どうやらホテルから歩いて10分かからないようです。

毎日いろいろな人にお話をうかがうついでに、京都人がイケズかどうか尋ねています。違うと答えた人は、京都人であれ、よそもんで京都在住の人であれ、まだひとりもいません。

「ぼくはイケズです」と、ものやわらかな口調で答えてくださった生粋の京都人カフェオーナーもいました。書店で『イケズの構造』なる本をみつけて購入し、ビジネスホテルの部屋でワインとパン(京都はブーランジェリー天国)をちびちびやりながら楽しんでいます。

今日取材させていただいたレトロな喫茶店では、コーヒーとホットケーキ代をお支払いしようとお財布から千円札をとりだしたら、昭和17年生まれという女性店主にがしっと腕をつかまれました。払うと言い張っては失礼かと思い、そのままおとなしく引っ込めたのですが、『イケズの構造』を読み進めたら、もう1回さしださなければいけなかった…ような…気がしてきました。

彼女にむかって、取材時に「失礼ですが、おいくつでいらっしゃいますか」などと尋ねてしまったのも失敗でした。

「記者さんはおいくつ? あたしよりずっとお若いわよね。昭和20年代生まれかしら?」

……なんて素敵な切りかえし! 一般的には、たとえば相手が30歳かなと見当をつけたら「27歳くらいですか?」程度に言っておくのが穏当で相手も自分も心地よいふるまいですよね。

そんなにも実年齢より年上だと言われたのは初めてでした。そうです、失礼な質問をするばかな“記者”には、イケズを言ってわからせてやればいいのです。5日目にして初めてイケズの実在につきあたり、言われた瞬間は冷や汗をかいたけれど、少したってから思いかえすと笑いがこみあげてきます。さすが京都で生きて70余年!

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