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2009年2月 9日 (月)

チョコレート探偵

4月発売予定の本の制作がそろそろ佳境に入ってきました。ショコラをテーマにしたヴィジュアルブック。

楽しそうなお仕事ですね、とよく言われるのですが、原稿を書く前に細かい準備作業がもりだくさん。書く時間の何十倍もかかります。

チョコレートが印象的に登場する映画や小説を探しては、DVDの発売元を調べて、本の企画書を送って画像提供を依頼する作業。それから、SEX AND THE CITYの中でバリシニコフがチョコレートをポケットから取り出すのは、シーズンいくつの、どのエピソード? エルキュール・ポアロが毎朝ホットチョコレートを飲むという文章が、何十冊ものポワロ・シリーズの中のいったいどこに書いてあった?

たったワンシーンを探すためにえんえんDVDを観たり、文庫本のページをめくりつづけたり。まるで地道な聞き込み調査をする私立探偵のように。

書籍をめぐる状況は寂しいもので、良質な本、手間ひまのかけられた本がすぐに絶版になってしまうことには驚くばかりですが、映画をめぐる状況はさらに寂しいということがひしひしと感じられます。1冊の本と1編の映画では、関わる人々の数も制作費も桁違いなのに、映画もあっという間にDVDが廃盤に。『ショコラ』のDVD発売元に電話をしたら、もう廃盤です、映像の版権を現在どこが持っているかもわかりません、とのこと。名作『赤い薔薇ソースの伝説』も廃盤でした。

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