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2009年1月14日 (水)

「極限状態でアイロンをかける」というスポーツ/CAFE HINATA-YA

雑誌の取材のためにおじゃましたCafe HINATA-YA(カフェ・ヒナタ屋)で、『そこにシワがあるから』(著:松澤等/早川書房)と題した新刊本が書架に並んでいるのをみつけました。

いったい何の本かと思ったら、エクストリーム・アイロニングという競技に情熱を注ぐ男性が綴ったもの。お店のかたにうかがって初めて、この世に「危険な岸壁や激流をくだるカヌーの中でアイロンをかける」というスポーツが存在することを知りました。なぜ、わざわざアウトドアでアイロンかけなど?!

エクストリーム・アイロニングとは?--「山頂、断崖、海中など極限のアウトドア環境における高揚感と、アイロン掛けでシワが伸びる爽快感とをミックスさせ、さらに高い次元の達成感を得ることを喜びとするスポーツである。」(本文より)

全世界にエクストリーム・アイロニストは400人ほど存在するそうですが、案の定、このスポーツ(家事?!)を発案したのは英国人でした。追いつめられた状況でも慇懃無礼に冗談を言ってみせる精神。EIJ(エクストリーム・アイロニング・ジャパン)の公式サイトもまた、本気とも冗談ともつかない(きっと両方ですね)文章が綴られていて素敵なのです。

第一回の世界大会では1500mのコースの途中に5つのアイロン掛けポイントが設けられ、選手たちは以下の3項目の総合点を競ったとのこと。
○いかに上手に掛けたか(技術点)
○いかにエクストリームに掛けたか(ビジュアル点)
○いかに早くゴールしたか(タイム)

笑ってしまうのは、「それぞれのチェックポイントでアイロン掛けされたハンカチなどは、ドイツのクリーニング店協会から派遣された審査員らによって掛け具合がチェックされました」というくだり。

また、5つのアイロン掛けポイントでおこなわれるアイロンかけの種類は:
○フリースタイル(自由演技)
○アーバンスタイル(街でのアイロン掛け)
○ロッキースタイル(ロッククライミング時でのアイロン掛け)
○フォレストスタイル(森でのアイロン掛け)
○ウォータースタイル(川でのアイロン掛け)

この理解不能で素晴らしい競技とカフェにいったい何の関係があるのかといえば、著者の松澤さんが出版社の人との打ち合わせで訪れたヒナタ屋をすっかり気に入り、以来、夕方になると相棒と二人でやってきて紅茶を飲みながらエクストリーム・アイロニングのアイディアを練っていくという日々が続いたのだそうです。

選手の方々には、できれば我が家でも競技をしていただいて、
○ブッカースタイル(積み上がった本の山の中でのアイロン掛け)
という危険な種目に挑戦していただきたい、と思いました。

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