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2008年12月23日 (火)

Opening the Gate

05

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明け方のカッパドキア。空が白み始めるころに熱気球に乗りました。朝日とともに天に昇っていく気球。

旅の醍醐味は、それまでに感じたことのない感情を体験すること。緩い起伏が地平線まで続いているアナトリアの丘陵地帯がもたらしたのは、どこまでもどこまでも馬を駆って、凍てついた火山灰の大地を疾走したいという強い感情でした。

そのとき、刺すような冷気をいっぱいに吸いこんで、馬上の私の肺や心臓は爆発しそうに躍っているでしょう。疾走する馬は背中から湯気をたて、たてがみから輝く汗を飛び散らせるでしょう。想像しただけで鼓動が速くなり、疾駆する喜びが全身を浸していきました。

※いまふっと思い出したのだけれど、トルコ人の現地ガイドQさんが、カッパドキアとはペルシア語で「美しい馬の国」を意味すると教えてくれました。

この旅行の途中で数秒間、心臓のあたりがなにかしら物理的に小さく開かれたような感覚をおぼえて、あ、なにか扉が開いたような…と思ったのですけれど、なんの扉だったのか今はまだよくわかりません。気のせいだったのかもしれません。

旅の体験が熟成され、その輪郭がつかめるようになるのは、たいていは何年か過ぎてからのことです。かつてスリーカードが揃って出かけた瀬戸内海の島々をめぐる旅などは、3年後に「じつは、こういうことでした」という予期せぬ裏スリーカードが並べられてびっくりしましたっけ。

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