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2008年10月12日 (日)

万惣フルーツパーラー(まんそうフルーツパーラー)…神田

万惣が神田に店を構えたのは1846年、江戸幕末期だそうですが、さすがに江戸時代にはホットケーキは提供していなかったらしく、池波正太郎も愛した名物のホットケーキは「焼き続けて70余年」ですって。

訪れるたびに定番のプレーンなホットケーキ(700円)ばかりオーダーしていたので、今回はテーブルの上に 「お勧め」の小札が立っていたフルーツホットケーキ(900円)を注文してみました。ドリンクとセットで1350円。

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ホットケーキの横に小さなカットフルーツを生クリームで和えたものが添えられ、メープルシロップのかわりに、卵黄と牛乳とバニラで作るアングレーズソースが付いてきました。フルーツは、キウイ、葡萄、桃、パイナップルなど。

柔らかくとろけるバターとたっぷりのアングレーズソースでいただくホットケーキのおいしさは、ちょっとした発見でした。ホットケーキの生地そのものはいかにも昔ながらの食感で、最近めざましい進化を遂げているパンケーキ専門カフェの信じられないほどふわふわ、もちもちのパンケーキに比べると素朴そのものなのですが、それもまた良し。

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インテリアの白眉はカーテン! フルーツパーラーの中2階は純然たる喫茶、2階はオムライスやハンバーグなどもいただけるのですが、中2階の窓にかかる白い紗のカーテンは、刺繍糸で描き出された顔の数々が久里洋二の時代っぽいと申しましょうか。60~70年代の空気を感じます。

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万惣前の舗道には少女像が建っています。台座には「華ごろも 田中昭」と刻まれているのですが、フルーツパーラーの窓を凝視しているその姿からは、『私にも、どうかひとくち…』的なタイトルが思い浮かんでしまいます。

Manso_04

万惣フルーツパーラー(まんそうフルーツパーラー)本店
東京都千代田区神田須田町1-16 万惣 中2階&2階
【TEL】 03-3254-3711
【OPEN】 11:30~20:00(LO)
【CLOSE】 日曜日、祝日

※さらなる東京のカフェ情報は、電車の沿線別にまとめた東京カフェ案内をご覧ください。

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コメント

万惣のフルーツパーラー、老舗中の老舗ですよね。
50~60代の紳士が美味しそうにホットケーキをパクつく姿がほほえましい記憶として残っています。
以前は神田に青果市場があったようで、『千両みかん』という落語の中にも、
由緒あるみかん問屋として「万惣」さんの名前が登場しています。

http://ginjo.fc2web.com/52senryomikan/senryomikan.htm

フルーツパーラーがある果物屋さんは、ワクワクしてしまいますね。お手軽にパーラー気分を味わいたいときは「フルーツサンド」を買って家で食べてしまいます。cake

投稿: erizo | 2008年10月12日 (日) 10時56分

落語の中にも、万惣の名前が登場しているとは。長いあいだ語り継がれてきた落語って、そのときどきの町の風景を、固有名詞ごと保存しているんですね。

フルーツサンド! ここ数年口にしていませんが、万惣のフルーツサンドは昔ふうの気品のあるおいしさで、初めて食べたとき「酢豚のパイナップルは嫌いなのに、なぜフルーツサンドだと許せるのかしら…」と思ったのを覚えています。

投稿: 川口葉子 | 2008年10月12日 (日) 23時50分

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