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2008年9月12日 (金)

カフェと喫茶店の違い・堀口俊英さん説

珈琲工房ホリグチの堀口さんと対談させていただいたことを、ほんわか茶飲み日誌の「カフェは個人の幸福を考える場所である」でご報告しましが、堀口さんから奔流のように溢れだす“コーヒーにまつわるすべて”のお話のなかに、カフェと喫茶店の違いについての定義がありました。

堀口さんはカフェをキャフェとおっしゃいます。
「ソフトドリンクの売り上げが全売り上げの50%以上は喫茶店、食べ物の売り上げが50%以上ならキャフェ」

これは私が唱えていた「お茶しようと思って入るのが喫茶店、ひとりごはんを食べようと思って入るのがカフェ」説と同じですね。視点を経営者の立場にすれば、堀口さん説になるのでしょう。それでも、感覚的なものにすぎない私の持論に対して、堀口さんの説は数字が明快で、あまりカフェのイメージが湧かない人々に対しても説得力があります。

「だれもはっきりさせないから、自分で研究して結論を出しました」

堀口さんはコーヒーの仕事のあらゆる面において、先頭に立って「はっきりさせる」ことに尽力してこられました。ふにおちない慣習に対して「なぜ?」と問いかけ、自分で解明し、それをもとにコーヒーをめぐる状況を改革。今、私たちがコーヒーの常識として受け止めていることがらも、堀口さんが始めた当時は、ずいぶん周囲から「クレイジーだ」と言われたようです。ここ数年で私たちが手に入れることのできるコーヒーが飛躍的においしくなってきたのは、そういった努力のたまものなのでしょう。

“コーヒーに憑かれた男たち”の中には、さまざまな先駆者がいます。孤高の求道者、マッド・サイエンティスト、吟遊詩人……。私の目には堀口さんは「改革者」として映りました。
(「なぜカフェと言わず、キャフェとおっしゃるのですか」という私の質問は軽く受け流されてしまいましたが)

カフェと喫茶店の定義について、もうひとり、非常に興味深いお話を聞かせてくださったカフェオーナーがいらっしゃいます。青山のジャズ喫茶「月光茶房」のオーナー。彼の説についてはこのページの「カフェのルーツ、喫茶店のルーツ」をどうぞ。あ、そういえば月光茶房でも珈琲工房ホリグチの豆が使われていますね。

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コメント

「はっきりさせること」、これは私の現在のテーマです。
つい曖昧に流しがちなところがあるので、根拠等をしっかりと自分で考えなきゃと・・・
今日も引き締めて頑張ろうと思いました。思い出させて下さいましてありがとうございます!
”キャフェ”は私もつい言ってしまいます。
まだ日本にカフェという言葉が溢れる前に習ったフランス語では、発音がキャフェだったので。(笑)

投稿: KAYO | 2008年9月12日 (金) 08時40分

答はカンタン、お酒アルコール類も出すのが『カフェ』、出さないのが『キッサ店』である。お店に入って「メニュー」を見てみたらスグにわかるハズ。

投稿: 私の説 | 2008年9月12日 (金) 14時20分

KAYOさんも「キャフェ」派でいらっしゃるのですね。つまり、フランスなまり?!(笑)
そういえばバブルの時代に、NYのバーニーズの店員がわざと英語にフランスなまりを響かせていて、おしゃれでスノッブだったと友人が言ってましたっけ。 

カフェと喫茶店の違いについて、インターネット上では「私の説」さんが書いてくださった答えがいつのまにか通説になっているのですけれど(たぶん、「教えて!goo」が情報源なのでしょう)、堀口さんも私も、その説に違和感を感じているので、ああでもない、こうでもないと頭を悩ませてきたわけです。

なぜなら、大坊珈琲店をはじめ、だれもが「カフェではなく喫茶店」と認識しているお店にアルコールがあり、多数のカフェにアルコールがないのですもの。

まあ、「定義がないのがカフェの定義」とも言われますので、当面はさまざまな説のヴァラエティを楽しみましょう!

投稿: 川口葉子 | 2008年9月12日 (金) 16時46分

カフェと喫茶店の違い・・・人それぞれに「私の基準」があるのが面白いですね。

私のイメージの中では
「マスター」「ウエイターさん&ウエイトレスさん」がいるのが喫茶店で、「オーナー(あるいは店長)」「スタッフ」がいるのがカフェ。

有線やクラシック音楽がかかっているのが喫茶店で、スタッフの好みのCDやボサノヴァがかかっているのがカフェ。

冷たい飲み物を頼んだとき、白い袋入りのプレーンなストローで出てくるのが喫茶店、カラフルな太目のストローで出てくるのがカフェ。

こんな感じでしょうか?(笑)catかなり適当なイメージです。

投稿: erizo | 2008年9月13日 (土) 02時11分

そのかたの体験と実感から導き出された説は共感できるものですね。
erizoさんがカフェや喫茶店で過ごしていらした決して短くない時間の中から、「カフェと喫茶店の違い」についてのたくさんの発見が生まれたのでしょう。

この遊びにさらに付け加えるとすれば、「トースト」のメニューがバタートーストなのが喫茶店で、フレンチトーストやクロックムッシュなのがカフェ、という区別もおもしろそうです。
でもそうすると、いかにも正統派の喫茶店に見える渋谷の羽當がクロックムッシュなので、またまた例外だらけになってしまうのでした。

投稿: 川口葉子 | 2008年9月14日 (日) 23時52分

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