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2008年4月27日 (日)

『本棚三昧』

Photo_2ひとの本棚をこっそりのぞく楽しみは格別。別に「こっそり」する必要はないのですが、なんだか見てはいけないものを見てしまうような、相手の頭の中に入り込んでその一部を見ているような、そんな気持ちになるものですから。

ほんの少しだけ罪深い、本棚拝見の楽しみをまとめた本が発売されました。他人の本棚をおなかいっぱいになるまで見てみたい…という欲望から生まれたという『本棚三昧』には、合計28名のひとの本棚が詳しく紹介されています。ほんとうに、それだけ! どのページをめくっても本棚の写真が続きます。

個人的に大変面白かったのは、ブックデザイナー祖父江慎さんの本棚。「おんなじものが、いっぱい」がコンセプトらしく、夏目漱石の同じ本のコレクションが壮観です。『坊ちゃん』なんて、ほんの少し装丁や字体を変えながら、100年のあいだに何十回も出版されてきたわけですからね。それも、大切に保管してあるというより、雑然とつっこんであるように見えるのが祖父江さんの個性でしょうか。

私の本棚も、かたすみでご紹介いただいております。本棚の全容を公開するのは恥ずかしかったので、玄関と廊下に置いてある本棚2つだけに限って撮影していただきました。カメラマン藤牧徹也さんが、お香がたなびきキャンドルが揺れるうちの狭い廊下に座り込んで撮影なさっていた光景が忘れられません。

本棚三昧
写真: 藤牧徹也/価格: 定価1,680円/青山出版
詳細は青山出版のこのページでどうぞ。

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97 本日の1冊」カテゴリの記事

コメント

私は、人様の本棚をのぞくのも好きですが、机の引き出しをのぞくのが大好きです。
中高の頃は、どの引き出しに何を入れてるのか、友だちなどに頼んで紙にイラストで書いてもらったりも。
どうしてそんなことを知りたがるのか不思議そうにしながらも、書いてくれた友人たち。
心優しい人たちばかりでした。

投稿: marimari | 2008年4月28日 (月) 21時34分

引き出しへの興味、なんだかわかる気がします。
それで一冊、おもしろい本が作れますね! minamiさんがイラストで描く、有名無名100人の引き出し集。わくわくします。

私がこれまでに話に聞いた中で最も衝撃的な引き出しは、「イラン人の留学生の部屋に遊びに行ったら、机のまんなかの薄い引き出しの中いっぱいにピスタチオが入っていた!」という友人の目撃談。友人いわく「あいつらは本当にピスタチオが好きだ」…(笑)

投稿: 川口葉子 | 2008年4月29日 (火) 00時06分

ごめんなさい、marimariさんのお名前を間違えていました!
大変失礼いたしました。

投稿: 川口葉子 | 2008年5月 4日 (日) 02時56分

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