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2008年3月20日 (木)

マジック

Kimono

取材のために出かけた旅先で、うつわを買わないように…と自分を戒めてのぞんだ名古屋の旅でしたが、あらたな誘惑に出会ってしまいました。それは、カジュアルな着物。

着物のお店に行くたびに目を見はるのですが、お店のかたが、私には決して思いつかない取り合わせで帯や帯留めをぽん、と置く瞬間は、もうマジックとしか言いようがありません。「うーん、イメージがつかめない」と思って眺めていた反物が、最後の帯留めが置かれたとき、一瞬にして「あっ素敵!」に変わってしまうのです。

マジック。

プロとはなにか、という定義をときどき考えるのですが、仕事を通して大なり小なり人を喜ばせるマジックを使えるひと、と言えるのかもしれません。本人にとってはそれは魔法でもなければ仕掛けでもなく、ただ正直に仕事をした結果が、他の人間から見れば驚くような出来映えだったというだけのこと。

名古屋のカフェで、何人ものかたにそれぞれの美しいマジックをかいま見せていただきました。私の仕事はそのマジックの瞬間を見逃さずにとらえること、そしてそれを伝えること。伝えるときに小さなマジックをかけて。

…で、どうせ買っちゃったんでしょうとお思いでしょうが、こらえました。カメラと三脚だけで、小さなスーツケースがすでに一杯だったのです。

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コメント

プロとはマジックを使えるひと・・・成程です。
そう思うと、素敵なマジックを惜し気もなく繰り出してくれる人達の顔が浮かぶと同時に、世の中にはお金を貰ってプロではない人も少なくないのかも、とも思うことも。

今回は着物のプロでは、サマンサさんのスーツケースに隙間を作るマジックは使えなかったということでしょうね(笑)

投稿: Miu | 2008年3月25日 (火) 10時42分

たぶん、「人を喜ばせるマジック」のほかに「お財布のひもを緩ませるマジック」というマジックが存在していて、それぞれ別の種類の能力なのでしょう(笑)
両方のマジックが使えるプロがいたら、怖いものなしですね。

投稿: 川口葉子 | 2008年3月26日 (水) 21時32分

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