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2007年11月19日 (月)

やどかりの呪い

Yadokari

沖縄でちょっとした事件に見舞われましたが、さきほど、冷えこむ東京に戻ってまいりました。

昨日の午後、那覇に戻る前にレンタカーで海を眺めに行ったのです。残波岬あたりをぐるぐる走っている途中で、「大当」という名前の交差点にさしかかりました。交差点の信号機の真下には、たいへんセンスのいい食堂とブーランジェリーが2軒並んで建っており、ちょうど正午前でしたから車をとめて食堂でおいしい南インドのミールをいただき、ブーランジェリーでパンを3個購入しました。まさに読谷村の大当たり地点と申せましょう。地名の読みがなは「おおあたり」ではないけれど。

呪われてしまったのは、そのあとです。南におりてきて、恩納村のビーチでのんびりしておりましたら、視線の先を小さな貝が動いている……やどかり君です! 親指の爪くらいの大きさの貝殻を背負って、ものすごい勢いで目の前を右から左へと横切ろうとしています。

私はそれを右から左へと受け流しませんでした。急いでカメラをつかみ、かがみこんでレンズを向けたのです。その瞬間、やどかり君はぴたりと止まり、貝の中に撤収して、ただの貝殻のふりをするではありませんか。おかしさをこらえつつ、真似をしてしばらく気配を消しておりましたら、やどかり君はそしらぬ顔をして移動を再開。チャンス!とばかりカメラを向けようとすると、また、貝殻に戻ってしまいます。

そんな攻防を繰り返しているうちに、視界のすみに、べつの動くものが。もっと小さなやどかり君でした。呼吸を止めて周囲を凝視しつづけた結果、そのあたりには、さらに小さな7~8mmの貝殻を背負ったベビーやどかりたちも5匹ばかりよちよち歩きをしていることを発見しました。

上はかろうじて姿をとらえることのできた唯一の写真です。そして、やどかり君に夢中になりすぎた結果、私は生まれて初めて携帯電話をなくしてしまいました! その場に置き忘れてきたらしいのです。機種はオレンジ色のDolce Vita。そう、愛用のイタリア製ボールペンと全く同じ名前がつけられていることも、気に入っていた理由のひとつでした。

数時間後に紛失に気づいて、ホテルの部屋から自分の携帯電話にかけてみましたところ、電話に出たのは「ハロー!」とあきらかにアメリカ英語の男性。もしもし、と呼びかけると切られてしまいました。Docomoに連絡して使えないようにしてもらいましたが、こんな困った事態は初めてです。恩納村の交番にもホテルにも落とし物の届け出はありませんでした。

これがやどかりの呪いでなくてなんでしょう。もしかしたら、ムーディ勝山の呪いも混じっていたかもしれませんが。次回からはちゃんと右から左へと受け流すことにします。しょんぼり。

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