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2007年11月 9日 (金)

八ヶ岳、スカイブルー、ミッドナイトブルー

自由が丘から八ヶ岳の新居へ移住したS夫妻のもとへ、友人3人でドライブ。車内での朝食は、三軒茶屋のスターバックスでテイクアウトしたコーヒーと、友人がおすそわけしてくれたfoodmoodのクッキー。

東京を脱出するまでは白く濁っていた空も、八ヶ岳に近づく頃には雲ひとつない、宇宙と直結しているような青色に変わりました。富士山を眺めていたら不意に身体の重さが消え去り、純粋な意識だけになって富士山の上を漂っているような感覚に。

空中に樹木の匂いがつねに濃くたちこめていた1日。この日はまた、山麓の林が紅葉のクライマックスを迎え、樹々が日ごとに燃え立つような色彩を変化させていくのを見せてあげたい……そう思って私たちを招いてくれたSさんの心の温かさ、豊かさが胸に刻まれた1日でもありました。

Sさんは私たちを愛車に乗せ、紅葉が楽しめるじつにたくさんのルートを大通りから小道までくまなく走り、2日前にはあのもみじが全部真っ赤だったのよ、1週間前にはあの白樺がみごとな黄色だったのよと、八ヶ岳の風景の輝きを愛してやまない様子でくわしく説明してくれたのです。それは彼女が秋になってからたびたび、今ここにあなたたちがいたらこの美しい景色が見られるのにと、私たちを思い出してくれていたことを伝えるものでした。

Yatsugatake_01

ドライブ中に立ち寄った八ヶ岳倶楽部
名物フルーツティーは林檎、メロン、キウイ、オレンジ、苺入り。
黒胡麻と豆乳クリームのモンブランとともにいただきました。

自然素材を吟味して建てられたS夫妻の住まいは、Sさんが丹精する1000坪(!)の庭と、陽光の降り注ぐすがすがしいテラスと、カナダ製の大きな暖炉が自慢。ご主人が庭の隅の松を薪にして火をおこすと、散歩のあとでハイになっている2匹の犬も、私たち人間も、自然に暖炉の前に集まって炎に見入ります。

東京の夕暮れは短く、暗くなってきたと思うといきなり夜に変わってしまいますが、八ヶ岳の夕暮れは、深い藍色の水がひたひたと巨大なスクリーンに染みこんでいくようにして、ゆっくりと夜へと移っていきます。部屋のあかりをともして夕暮れのトーンを消してしまうのがもったいなく思われ、燃えさかる暖炉の火だけで過ごしました。

Yatsugatake_02

暖炉の上でのお料理には、田中泯のインカポテト「みんじゃが」も登場。

暖炉の輻射熱はからだを芯から暖めてくれるそうで、別れを告げて夜の大気の中へ踏み出しても寒さを感じません。車に乗り込む前に満天の星を見あげ、知っている星座を探していると、天頂で明るい星がひとつ流れました。

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99 喫茶と散歩の日々」カテゴリの記事

コメント

こんばんは

愛しのワンコたちをとてもチャーミングに写してくださってありがとうございます。

気楽でくつろいだひと時でしたね。
また、お会いしましょうね。

投稿: S@八ヶ岳 | 2007年11月12日 (月) 22時18分

Sさん、素敵な1日を本当にありがとうございました!
新しい季節にまたお会いできるのを楽しみにしています。
幸せな2匹のワンコにも、どうぞよろしくお伝えくださいね。

投稿: 川口葉子 | 2007年11月14日 (水) 13時16分

こんにちは

八ヶ岳倶楽部さんのフルーツティー
とってもおいしそうですね!!
どんな味がするのでしょうか?
透明のポットに入っている姿も魅力的で
そのまま飾って置きたいくらいですね★

自然に囲まれて空気の美味しい場所で飲む
ティーは格別ですね、、、
豆乳クリームのモンブランも聞いただけで
、、、おいしそうです。

投稿: Feice | 2007年11月14日 (水) 17時02分

こちらのフルーツティーは、紅茶のベースに、それぞれの果実の味と香りが厚みをもってぎゅっと詰まった、贅沢なおいしさでした。
いちばん主張していたのは、林檎。
おうちでも、紅茶のポットに林檎のスライスとオレンジスライスをたっぷり入れれば、似た雰囲気が楽しめるかもしれませんね。

投稿: 川口葉子 | 2007年11月14日 (水) 22時51分

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