シマウマカレー食堂…沖縄(中部)
シマウマカレー食堂
沖縄県中頭郡読谷村波平1817-5
【Tel】 098-958-2701
【Open】 11:30~14:30、18:30~21:30(日曜は夜の営業はお休み) ※月休
【Map】 Yahoo!地図情報
【Web】 http://shimaumacurry.web.fc2.com/
未知の海辺を車で走るときは、カーナビに表示される観光施設はめざさず、適当に右折、左折をくりかえして思いがけない風景に期待します。方向音痴の私でも、海の気配がどこにあるかさえ感じられれば、世界の輪郭がつかめるから。
この素敵な名前の食堂とは、そんなふうにして走っていたときに、交差点でばったり出会いました。交差点の名前は「大当」と書いて「うふどぅ」と読みます。バリ島のウブドゥといえば世界中から芸術家が集まるエリアですが、読谷村のウフドゥは、良いお店が2軒集まるポイント。右側に建つ1軒がこの「シマウマカレー食堂」です。文字通り、なんて大当たりの交差点なんでしょう。
店内の空気の軽やかなこと! 木の床の感触も快く、開店直後でほかのお客さまがいなかったのをいいことに、サンダルを脱いで裸足で歩いてしまいました。
メニューの一番最初に南インドのミールスを発見。「本日のシマウマミールス」(840円)。こんなところでミールスが食べられるとは! 喜んでさっそく注文。プレートに盛り合わされる3種類のカレーは日替わりで、この日は次の3種類が用意されていました。
* タマリンドのすっぱいカレー
* ホーレン草のチキンカレー
* 南インド風ココナッツカレー
カレーに添えられるのはターメリックライス、チャパティ、そしてカチュンバル(ビネガー系サラダ)です。ターメリックライスは有機栽培胚芽米、チャパティは石臼挽きのはるゆたか全粒粉を配合。南インドでは、ふっくらナンじゃなくて、軽やかで香ばしいチャパティなのです。
日本で長らく主流を占めてきた北インドカレーに対し、最近は南インドカレーの台頭がめざましいですね。野菜たっぷり、さらりとしてもたれない南インドカレーを愛する私にとっては喜ばしい風潮です。南インドカレーの魅力については、東京の有名店、SPICE CAFE(スパイスカフェ)のオーナーもじっくり語ってくださいました。
素敵な道具のそろっているオープンキッチンに立ち、無駄のない動作で注文のミールスを作っていくオーナーに「南インドのカレーに出会えて嬉しい」と告げますと、「北インドのカレーは、食べたあとでおなかがいっぱいになっちゃいますからね」
そうなんです、大量に油系カレーとナンを食べたあとの予期せぬ苦しさといったら、ナンが胃の中で無限増殖しているかと思うくらいなのです。
「ただし、うちのは完全な現地の味ではなくて、食べやすいようにアレンジしてあります。『南インドのココナッツカレー』も、むしろタイカレーに近いですね。ココナッツ風味の好きな人が多いですから」
いただいてみますと、たしかにスパイスや辛さがぐいぐい主張してくるカレーではなくて、幅広いお客さまに支持されそうなマイルドで丁寧な味。あんまり刺激的な味をめざしてしまうと、海辺の村で暮らす人々の日常カレーにはなりえないですものね。
手元に渡された透明ファイル入りの紙には、親切にも、ミールスのおいしい食べ方が図解されていました。私流に要約しますと、ターメリックライスの中央をスプーンでくぼませて土手を建造し、そこにカレーを1種類、あるいは2種類を注ぎ込んで混ぜ合わせるなどして、自由に好みの味を創造せよ、との主旨。私は土手の中にカレーのほか、カチュンバルの玉ネギも加えて楽しみました。
シマウマカレー食堂の前身は、デリバリー&テイクアウト中心のカレー屋さん。オーナー夫妻は3年間ほどデリバリーを続け、2007年春にこのお店を構えたのだそうです。
それにしてもセンスのいい名前。ぱっとイメージが浮かんでくるし、一度聞いたら忘れません。でも、なぜシマウマ? 東京都葛飾区出身というオーナーに訊ねると、名づけ親は奥さま。彼女はカレー愛に満ちた人生を歩んできて、カレー屋開業も奥さまの大切な夢だったのだとか。
「東京にいるときは、ナタラジをはじめ、あちこちに食べに連れていかれました(笑) シマウマカレーという名前はぱっとひらめいたらしいんですが、島の人々からは“島”+“旨い”カレーだと解釈されることもあります」
オーナーご自身はイタリアン出身だそうですが、カレーで有名なリザンシーパークホテルで腕を磨き、奥さまとともにカレー屋に。店名を冠した「シマウマカレー」(740円)は、炒め玉ネギ、トマト、カシューナッツ、香味野菜、そして果実を、昆布だしで煮込んだもの。昆布だしが日本人のソウルに触れるのでしょうね。次回はぜひ食べてみたいもの。
メニューはほかに、タンドリーチキン定食(700円)や、ヒマラヤチャイ(400円)、定番のラッシー(500円)など。ヒマラヤチャイはホールスパイスを入れてアッサム紅茶を煮出し、牛乳と豆乳を加えているそう。
※沖縄のカフェの地図を作りました。「沖縄カフェパラダイス~沖縄カフェマップ」
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コメント
沖縄のカフェ「シマウマカレー食堂」さんのカレー
とってもおいしそうです
器もちょこんとかわいいですね
南インドと北インドでカレーにも違いがあるなんて
ほとんど今まで食べたカレーは北インド系なので
南系も食べたくなりました
Feiceはナンで食べるのが好きですが
ここのターメリックライスとチャパティ食べてみたいです
沖縄行くことがあったら
絶対行きたいです
素敵カフェですね!!
東京にもこういうカフェはあるのでしょうか?
カレーが食べたくなってきました
投稿: Feice | 2007年11月20日 (火) 17時23分
シマウマカレー食堂は、車がないとちょっと行きにくい場所がありますが、もし沖縄にいらしたらぜひ訪ねてみてくださいね。きっとFeiceさんも気持ちの良い時間が過ごせることでしょう。
私はこういう行き当たりばったりな旅をするために、会社を退職してから、周囲の反対を押し切って自動車免許を取ったのでした。みんなは「日本の平和のために、運転はやめて~」と阻止したがったのですが(笑)
投稿: 川口葉子 | 2007年11月20日 (火) 22時24分