07 吉祥寺・中央線のカフェ

2014年10月24日 (金)

伝統×洗練、ローズベーカリーの英国フェア

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待ち合わせて、吉祥寺のローズべーカリーでランチ。英国フェア中の期間限定メニューが多数登場している中から、私はローズさんご自身が「ぜひ食べてみて」と推薦する一皿という「ラムバーガー」(1500円)を選んでみました。

ハンバーガーの具は、松の実入りのラム肉のジューシーで厚みのあるパティと、ローストしたトマトとオニオン。グリビッシュソースをかけ、自家製のバンズではさんであります。このハンバーガーが真面目に作られたおいしさなのはもちろんのこと、付け合わせのローストしたポテトの風味が妙に心に残りました。

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もう一皿の注文は「クリビアック」(1100円)。拙著『東京カフェ散歩~観光と日常』に、ローズベーカリー銀座店でいただいた人気メニュー「ケジュリー」が夫をとりこにした、と書いたおぼえがありますが、あのケジュリーのパイ版! 

ケジュリーは英国伝統料理で、かつては貴族の朝食でもあったとか。カレーがふんわり香るパスマティ米が、英国がインドの宗主国であった時代をしのばせます。バスマティ米はなぜこんなにもエレガントに次のひと口を誘うのか…やめられません。

パイの中身はこのバスマティライスとサーモントラウト、ゆで卵。添えられているのはレムラードソースです。

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食後のデザートには、英国フェア限定のペストリー「ブラムリーガレット」。厚みのあるさっくりした生地に包まれているのは、英国で1808年に誕生した料理用の青いリンゴ、ブラムリー。さわやかな酸味と、短時間で煮とけるのが特徴で、これは信州・小布施で栽培されたもの。

小布施といえば栗で有名な地域ですが、リンゴ農家の衰退に心を痛める人が英国王立園芸協会からリンゴの穂木を譲り受け、1991年から商業栽培を開始したのだそうです。小布施屋の方々も、ローズベーカリーにこのメニューの試食にいらしたとか。

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こちらは英国ウエールズ地方の伝統的なお菓子「ウェルシュティケーキ」で、ほんのり温められた状態で運ばれてきました。ホロホロ、しっとりした食感の素朴な味わいでした。

いずれのメニューも、英国料理にローズさんならではの洗練が加えられているのが魅力ですが、今回のラインナップの二大特徴といえば、料理用リンゴ「ブラムリー」と、ウェールズ地方の伝統的な料理や焼き菓子。お試しあれ。

【ローズベーカリー英国フェア2014】

駐日英国大使館が世界に向けて展開する
GREATキャンペーンのテーマのひとつ
「Food is GREAT: A Taste of Britain ためしてみて、美味しいイギリス」。

ローズベーカリーはイギリスの食文化を伝えるこのキャンペーンに賛同し、期間限定でローズ・カッラリーニさんオリジナルの特別メニューを提供しています。

ローズベーカリー銀座店、ローズベーカリー吉祥寺店にて
10月17日(金)~11月30日(日)

●フードメニュー

ラムバーガー …1500円
ローストポーク ブラムリーソース …1500円
グラモーガン ソーセージ風(ウェールズ地方の伝統料理) …700円
クリビアック …1100円

●ペストリー

ブラムリーガレット …480円 ※テイクアウト可
ウェルシュティケーキ(3枚) …350円

●英国産ビール

サミエルスミス オーガニック・ラガー …700円
サミエルスミス オーガニック・ペールエール …700円
ペリーズ・バーンオウル …750円

ローズベーカリー吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-24 アトレ吉祥寺
TEL 0422-22-1506
OPEN 10:00~22:00

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2012年12月22日 (土)

ザ クリーム オブ ザ クロップ コーヒー 井の頭公園店(吉祥寺)

【住所】東京都三鷹市下連雀1-12-9
【TEL】0422-26-9035
【OPEN】11時~19時
【MAP】Yahoo!地図情報 (三鷹の森ジブリ美術館そば)
【最寄り駅】吉祥寺駅より徒歩で約20分、または吉祥寺駅南口よりバス(調布駅北口行き etc.)で約5分「明星学園入口」下車1分

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2012年春、渋谷ヒカリエに1号店を出店したThe Cream of the Crop Coffee(ザ クリーム オブ ザ クロップ コーヒー)。清澄白河ロースターに続いて、2012年12月22日、3号店となる井の頭公園店がオープンします。場所は三鷹の森ジブリ美術館のすぐ近く。

プレオープンをのぞいてまいりました。

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ロゴ入りのドーナツドリッパーを用いて、焙煎スタッフが清澄白河で焙煎するコーヒー豆を一杯ずつドリップするスタイルは渋谷ヒカリエ店と同じ。3号店のチャームポイントは店内でゆっくり飲食できること、ピエール マルコリーニ のスイーツや、フードが用意されていること。

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4種類のチーズの濃厚な旨みがとろける特製パングラタン。熱々のおいしさです。コーヒーは6種類のシングルオリジンが揃っていました。私がいただいたのはケニアのキアンガイ。しっかりと厚みを感じる味わい。

コーヒーが苦手で…という人も、ピエールマルコリーニのチョコレートラテ(500円)やベッジュマン&バートンの紅茶各種(400円~)が楽しめます。

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気持ちのいい公園のそばに地域密着型の店舗をつくりたかったのだそうです。そういえば、犬が描かれたロゴマークも公園によく似合いますね。

道路をはさんだ向かいは野球場が建設中。夏にはメニューに地ビールが登場する計画だそうで、おいしいコーヒーや地ビールとともに野球観戦という楽しみも生まれそうです。

【MENU】

Beverage
イルガチェフェ(エチオピア)…400円
マンデリン(インドネシア)…400円
カサブランカ(ニカラグア)…400円
マラバ(ルワンダ)…400円
キアンガイ(ケニア)…600円 etc.
 *
カフェラテ…450円
ピエールマルコリーニ チョコレートラテ…500円
レ・クラシック(ミルクティー)…400円
エデンローズ(ストレートティー)…400円

Foods&Sweets

特製パングラタン…800円
ピエール マルコリーニ ウルトラカカオチョコ…160円
ピエール マルコリーニ ガトーショコラ…630円
ベッジュマン&バートン カットケーキ各種…200円

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2012年10月13日 (土)

名曲喫茶ヴィオロン(阿佐ヶ谷)

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かろうじて現存している名曲喫茶のなかで、現在もちゃんと血が通っているお店は数少ない。ヴィオロンは現役で生きつづける貴重な名曲喫茶。毎月第3日曜日には蓄音機の究極の完成形と呼ばれるクレデンザで、SPレコードの演奏会が催されています。

いま書いている本のための原稿に、ページ数の都合で盛りこめなかったこと。店名をなぜ「ヴィオロン」としたのですかとマスターの寺元さんに尋ねたら、フランスでの出来事を話してくれました。

1970年代に、パリの蚤の市でSPレコードを探していた寺元さん。欲しかったのはメニューインが演奏するモーツァルトのヴァイオリン協奏曲「アデライーデ」でした。

店番のおじいさんに英語で「ヴァイオリン」と言ってもなかなか通じません。寺元さんが懸命に説明を続けるうちに、おじいさんがはたと膝を打って、

「オゥ、ヴィオローン!」

と言ったそうです。その「ヴィオローン」という響きがなんとも素敵でね、というわけで店名はフランス語でヴァイオリンを意味するヴィオロンに。おじいさんの口調を真似る寺元さんの抑揚も、なんとも素敵だったのです。

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かつて、レコード針はこんな缶に入って売られていたそうです。

コーヒーや紅茶はみな350円。コーヒーはミルクか、ブランデーをちょっと垂らすこともできます。ちょっとしたおやつの持ち込みも自由だそうですが、名曲喫茶なので、ビニール袋ががさごそと音を立てたりしないようにご注意ください。

ただ、決して堅苦しい場所ではないので、小さな声での会話ならOK。読書や原稿用紙を持ち込んでの原稿書きは最高にはかどります。

名曲喫茶ヴィオロン
【住所】東京都杉並区阿佐谷北2-9-5
【TEL】 03-3336-6414

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2010年5月18日 (火)

カフェ友とカフェに助けられてロカリテにたどりついた話

大阪から吉祥寺に移転したカフェ、ロカリテ。正式オープンを数日後にひかえて、店内でUUJINさんの美しい歌声とギターを聴かせるライブがありました。

無理やり時間を捻出してライブを予約し、ロカリテの地図を握りしめて吉祥寺に行ったのだけれど、何度ぐるぐる回ってもお店がみつかりません。お店の電話番号にかけてもつながらず。開始時刻は刻々と迫っています。生来の方向音痴をこんなに情けなく思ったことはありません。

大急ぎで、大阪ロカリテを愛してきた大阪のカフェ友の携帯にメールを送り、「新しいロカリテはどこですか?」と質問したら「moiの岩間さんがご存じですよ」という返信。そのあとのメールでロカリテの新住所も送っていただいたのだけれど、住所は合っているようです。もう、moiで訊くしかありません。

勇気を出してmoiに飛びこみ、奥のカウンターで岩間さんがコーヒーをドリップする姿を確認。「いらっしゃいませ」というあたたかな声にすがるように「ロカリテはどこですか?!」 

岩間さんは笑いながら親切に教えてくださいましたが、私はなんという無礼者なのでしょう。あとで平謝りしました。

カフェ友とカフェの協力のおかげで、無事にロカリテに到着。案の定、そこは何度も前を通り過ぎてしまった場所でした。小さな看板にまったく気がつかなかったのです。義理の妹の住まいから5メートルと離れていない近所にロカリテができるなんて、想像していなかったから! 彼女に、小さなすばらしいカフェが生まれますよと教えてあげなくては。

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2007年11月24日 (土)

Yucca.(ユッカ)…吉祥寺

Yucca

カフェの系譜

AllAbout[カフェ]で詳しくご紹介した吉祥寺の魅力的なカフェ、Yucca.。店名の最後に「.」が付いているのはお店の想いの表れで、最初の原稿ではうっかりこの「.」を落としてしまい、お店の村山さんから申しわけなさそうな訂正依頼をいただきました。

このカフェの心を落ち着かせる空間づくりには、以前愛用していたカフェたちと共通点があります。村山さんは一時期、代官山のeau cafeのスタッフとして働いていらしたこともあったそうで、ああなるほど!と合点がいきました。Yucca.もひとりで本を読むのに、じつに居心地のよいつくりなのです。最初はコーヒーとスイーツだけのつもりだったのに、本を読んでいたら外が薄暗くなってきて、ワインとラタトゥイユを追加注文してしまうようなカフェ。

Yucca.(ユッカ)
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-2-2 東山ビル4F
【TEL】 0422-48-6556 OPEN 
【OPEN】 11:30~23:00(LO 22:00)
【定休日】火

はじめて入ったカフェがふと、別のカフェの名前をひらめかせるというのはよくあることで、それは決して真似というのではなく、それらのカフェが同じ流れ、同じ系譜に属しているのだと思います。系譜の源流をたどっていくと、おおもとのカフェは10本の指で数えられるかもしれません。

たとえば一昨日、道をまちがえて偶然に出会った素敵なカフェ。インテリアはまったく異なるのですが、音楽やカウンター前に並んでいるCDから、ディモンシュの名が点滅しました。オーナーにお話をうかがうと、やはりディモンシュと、そしてブラジルとも密接なつながりが。

コーヒーもスイーツも接客もたいへん良かったうえ、水が沁みてくるように心を潤す物語を秘めているカフェでしたので、近いうちにAllAbout[カフェ]でも詳しくご紹介させていただくことにしました。カフェの名前は、copo・do・ dia (コッポ・ド・ヂーア)--“日々のコップ”。

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2007年10月25日 (木)

イルカッフェで「カフェ読」…吉祥寺

Cafedoku 吉祥寺PARCOに入っている書店LIBRO(リブロ)と、イルカッフェを中心とした吉祥寺カフェ5軒のコラボレーションによって、「カフェ読」と題したキャンペーンがおこなわれています。

期間は10月10日から11月10日まで。詳細はこちらのページでお伝えしています。

期間中、イルカッフェが発行するフリーペーパーpasaporte(パサポルテ)vol.7を持参して、リブロで2000円以上のお買いものをすると、パティスリーA.K Laboの特製サブレがプレゼントされるというおまけつき。

passaporteの誌面でおもしろかったのは、読書スタイルをドリンクになぞらえた「カフェ読・3つのスタイル」。それによると:

(1) 「デザインカプチーノ読書」…見た目の良い本をテーブルに置いておくだけの、読まない読書!
(2)限られた時間の中で興味のある箇所だけをしっかり読む「エスプレッソ読書
(3)時間を忘れてひたりきる「ポットティー読書

この日私はイルカッフェの窓辺の“読書&手紙テーブル”に座って、しっかりとマサラなマサラチャイ(700円)と、かぼちゃプリン(500円)をいただきました。もちろん「ポットティー読書」です。

世の中には、マサラチャイといいながら今ひとつインド成分が足りなく思われるものもありますが、こちらはなかなかクミンとカルダモンが効いています。チャイがポットでたっぷり2杯分サーブされるのも、ちょっと珍しいかもしれません。ポットをカメラにおさめたら、表面にカップとかぼちゃプリンが写っていました。

イルカッフェ
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-8-2 若松ビル3F
【TEL】 0422-20-1306
【OPEN】 12:00~23:00
【定休日】 無休
【Map】 Yahoo!地図情報

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