ギャルリ百草@多治見
新緑がほんとうに柔らかい色をしている期間は、桜の花の期間とおなじくらいに短いものです。先月訪れたギャルリ百草は、ちょうど輝くばかりの新緑の中にあり、タクシーから降りたってそのみずみずしい空気を吸い込んだだけで胸がふるえるようでした。
複雑な山道をレンタカーで進む自信がなかったので、ひんぱんにタクシーにお世話になる旅でしたが、どの運転手さんも「一番いい季節にここに来ましたね」と声をかけてくれました。
多治見~伊賀・亀山~松阪のカフェを回ってきます、とブログに書いておいたら、ギャルリ百草ですね!とメールで当ててくだった方が数名。そして今日初めてメールをくださった「蕎麦とカフェの旅」がお好きだという50代の男性は、なんと上記の地名からギャルリ百草を筆頭に5軒のカフェの名前を挙げ、それが全部当たっているという素晴らしさ。おそれいりました。
ギャルリ百草の工房で安藤雅信さんが作るオランダ皿の造形が、どうして築100年を経た日本の古民家の空気に違和感なく馴染んでいるのか。その理由について、私は千利休がオランダ渡りのうつわを茶器に用いたことに始まる伝統などを考えていたのですが、安藤さんご自身に別の観点から詳しくお答えいただいて、すっと腑に落ちました。「マニアックな質問をしていただいて嬉しいです」との前置き付きで。
そのご回答を盛り込みつつ、新刊書の原稿書きを進めていますが、締切日とカフェのリストをもとにスケジュール表を作ったら、できるわけがありません!というペース配分。もう真っ青です。どうぞ楽しそうな遊びには誘わないでください。しくしく。
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ひとの本棚をこっそりのぞく楽しみは格別。別に「こっそり」する必要はないのですが、なんだか見てはいけないものを見てしまうような、相手の頭の中に入り込んでその一部を見ているような、そんな気持ちになるものですから。
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