2012年4月24日 (火)

しっかり覚えておきたかったスコーン

すでにあちこちで、チクテカフェが7月17日に閉店することが話題になっていますね。アートシーンで活躍するオーナーのお名前を目にする機会が増えたと感じられるせいでしょうか、あえて閉店の理由を尋ねなくてもいいような気持ちになっています。

Cafe

久しぶりに訪れてもやっぱり満席で(閉店を知って訪れた人も混じっていたかもしれません)、5分ほど待って、ひとりでいらしていた女性との相席を案内されました。

ありがとうチクテカフェ。10年とすこし前、息をのむほど新鮮だった簡素で飾らない空間は、壁や家具の経年変化以外はまったく変わっていませんでした。

ここで何度、静かな時間を楽しんだことか。名物のマフィンや小ぶりのスコーンから伝わってくる、作った人の力強く優しい意志。紅茶を小さな鉄瓶でサーブするスタイル。はちみつクリーム。

はちみつの甘さは独特の主張を持っていて、それをつけた食べものはみんなはちみつカラーに染められるから、チクテカフェに出会うまで、私ははちみつを単独で食べる以外は少し苦手だったのです。

チクテベーカリーの存在が、チクテカフェ閉店が淋しくてたまらない人々を勇気づけていることでしょう。

| | トラックバック (0)

2012年4月18日 (水)

桜パウンドケーキ@tocoro cafe

Tocoro

名作ぞろいのtocoro cafeのスイーツのなかでも、とりわけ好きなひとつが桜パウンドケーキ。ほのかに匂う桜のさじ加減が絶妙で、ふっくらと上品なのに、じつはただならぬ存在感と申しましょうか、強いエネルギーのみなぎるおいしさなのです。

1年ぶりに再びこの桜パウンドケーキを味わうことができたのは大きな喜びです。私を含めて、多くの人々にとってこの1年は、解消できない不安と疑問符の連続だったのではないでしょうか。

1年間、自分を律してがんばることはとうていできなかったけれど、調子が悪いなりに、だましだましなんとかやってきたことは多少ほめてあげてもいい……そんなふうに自分に言えたのは、今季のメニューとしては本日が最終日という桜パウンドケーキの充足感のおかげでした。

| | トラックバック (0)

2012年4月16日 (月)

京都はしだれる……佐野藤右衛門邸の桜

代々、御所につかえる植木職人であり、「桜守」として知られる佐野藤右衛門さん。嵐山・広沢池の近くにある私邸の庭にも数々の桜が植えられていて、花の季節だけ一般公開されます。

京都の人々は、ことのほか枝垂れ桜を愛しているようです。藤右衛門邸の桜もみごとにしだれていました。

Kyoto02

| | トラックバック (0)

2012年4月15日 (日)

祇園の桜と、深夜に走る人

事故が起きる半日ほど前、雨あがりの祇園。夜が深くなっても、川沿いの桜並木の下にはそぞろ歩きの人があふれていました。

こよひ逢ふ人みなうつくしき、の歌を思いだしながらホテルまで歩いて戻る途中、にぎわいから遠くなった暗い通りで、トレーニングウェア姿で走ってくる青年とすれちがいました。

陸上部の大学生でしょうか、荒くても規則正しい呼吸でもくもくと走り去り、灯の少ない街角に新鮮な空気を残していきました。

Kyoto03

| | トラックバック (0)

2012年4月15日 (日)

本日の京都・疎水沿いの桜

Kyoto01

| | トラックバック (0)

2012年4月 2日 (月)

つばき、さくら、ゆきやなぎ

Sakura02_3
昨日から大島に来ています。夢をみているような椿の花。寒咲大島はすでに葉桜となって、満開なのはゆかしい風情の大島桜。つぼみがふくらむ染井吉野。

Sakura03

散歩のあいだずっと、梢からウグイスや雀たちの声が降りしきっていました。

Sakura04

| | トラックバック (0)

2012年3月23日 (金)

マガジンハウス『Hanako』銀座特集

3月22日発売の『Hanako』銀座特集号(no.1015)で、銀座~丸の内界隈のカフェをご紹介させていただきました。

編集部に何軒か候補をご提案していくうちに決まったお題は「ベーカリー&カフェ」。ちょうどローズベーカリーの銀座ティールームが誕生するという噂が聞こえはじめた時期でした。

Anan

そんなわけで、『パンとコーヒーの愉しみ』と題して4軒をご紹介したページでは、丸の内ローズベーカリーなどにおうかがいしましたが、Hanakoの表紙写真はオープンしたてのローズベーカリー銀座のスコーンと紅茶です。ティーポットとして使われている白い鉄瓶が美しい。

| | トラックバック (0)

2012年3月16日 (金)

ローズベーカリー銀座、3月16日グランドオープン

3月16日(金)、銀座コマツビル西館7階にローズベーカリーの銀座店がグランドオープンします。1階から6階まではドーバーストリートマーケット・ギンザ・コムデギャルソン。前日の夕方からおこなわれた内覧会におじゃましました。

Rose_03

ローズベーカリーとして初めてのティールーム。シンプルでモダン、清潔感あふれるインテリアです。

個人的にも期待がふくらむのは「ハイティー」。お好きなドリンクつきで2800円。今回のために特別にデザインされた木製の脚つきトレイの上に、こんなに!と目をみはるほど種類豊富なミニサンドイッチ、ミニキッシュ、ミニスコーン、フルーツサラダ、ペストリー各種が並んでいました。

Rose_01

オーナーの ローズ・カラローニさんとご主人も来日。 まったく気取らない雰囲気の素敵な女性でした。

小さな裏庭の友、清水美穂子さんご夫妻ももちろんお見えになっていて、また裏庭で遊びましょうねと話したり。

土日祝の朝9時から11時まではフルイングリッシュ・ブレックファスト(1800円)も楽しめるそうです。注文を受けてからつくるフレッシュジュース、ホームメイドのグラノーラ、お好みの卵料理とパン、お好みのドリンクのセット。

Rose_02

一度ぜひ試してみたいのが、写真下のウィークエンドメニュー「ケジュリー」(1400円)。インド料理を英国風にアレンジしたもので、薫製のタラとバスマティ米をカレー風味に仕上げてあるのだそうです。

Rose_04

ローズベーカリー銀座
東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館7階
OPEN 11:00~21:00、土日祝9:00~21:00

| | トラックバック (0)

2012年3月14日 (水)

駆けこむ人々、増刷御礼

空に強い光があって、風が冷たくてもすでに春。空中に混じる微かな沈丁花の成分に敏感になるころ。地上でもあちこちで小さな光が跳ねています。品川のDEAN&DELUCAのカフェに座って「いちごモンブラン」とコーヒーを楽しんでいたら、ギフト用のスイーツボックスをあわただしく物色するビジネスマンが何人も。きっとオフィスに戻ってホワイトデーのお返しをするのでしょう。

明日は確定申告の締切日。昨年3月はそれどころではなくて提出できなかったので、今から2年分をまとめて計算しなくてはなりません。泣きそうです。落ちつくために、とりあえずコーヒーを淹れよう。

毎年恒例になってしまいまいたが、申告締切日の夕方に税務署に行くと、「追いつめられるまで夏休みの宿題ができなかった、かつての計画性のない小学生たち」があわてふためいて駆けこんでくる光景が見られて、同志たちの成長ぶり、ならぬ見事な成長しないぶりに笑いがこみあげてくるのです。

新刊『コーヒーピープル』は、先週から重版分が書店に運ばれています。第2刷で年表の数字の間違いを修正することができました。
また、『京都カフェ散歩』は第5刷が、『カフェとうつわの旅』は第2刷が出ました。お買いあげいただいた皆さまに心よりお礼申し上げます。

| | トラックバック (0)

2012年2月29日 (水)

雪がみぞれに変わるころ、魚へんに雪

Snow

窓から白い景色を眺めていたらどうしても湯豆腐が食べたくなって、鱈と絹ごし豆腐を買いに出かけました。買い物帰りには、もう雪がみぞれに変わりはじめていて。(いまようやく気づきましたが、タラって魚へんに雪!)

湯豆腐というより「鱈豆腐鍋」でしょうか。土鍋に昆布を入れて水をはり、豆腐と鱈の切り身と白菜を温めて、ぽん酢でいただきました。鱈も白菜もほんの少量にして、豆腐を主役に。

| | トラックバック (0)

2012年2月28日 (火)

Daichi & keats ([iiyo!!] 丸の内)

3月2日、丸ビル・新丸ビルが並ぶ大通りの一角に建つ「丸の内永楽ビルディング」の1階・2階・地下1階がリニュールし、「iiyo!!(イーヨ)」としてオープンします。

地下1階には「大地を守る会」と「keats」のコラボレーションによる農園カフェ&バル「Daichi & keats」が誕生。内覧会におうかがいしましたので、3月のAll About カフェの記事でご紹介します。

Keats

私のお隣の席には、フリーアナウンサー&ジャーナリストとしてご活躍中のエレガントで落ち着いた女性がいらっしゃいました。

イーヨ…と聞くと自動的に大江健三郎の『新しい人よ目ざめよ』を思いだしてしまう私の頭の中は、丸の内イーヨの登場によって、不思議なイメージが氾濫することになりました。

| | トラックバック (0)

2012年2月26日 (日)

グリドルケーキとケメックスのコーヒー(BEAR POND ESPRESSO)

Bearpond_04(通常営業は13時からスタート)

下北沢BEAR POND ESPRESSOでのGriddlecake Brunch は早々に予約締切となり、当日は小雨にもかかわらず大盛況でした。引き戸を開けたとたんに、店内の熱気でメガネがくもって一瞬なにも見えなくなったくらいに。

Bearpond_01_2

シアトルから来日したシェフ、Kylen McCarthyさんの焼くグリドルケーキ(パンケーキ)は小ぶりで、ほんのり塩気を持たせ、スイーツにも食事にも対応できる風味。

Bearpond_02

BEAR PONDのカウンターにケメックス。ちょっと珍しい光景。
「海外の味を日本に持ってくるとき、気候の違いなどを考慮して日本向けにアレンジされてしまうものが多すぎる」という田中さんは、Kylen McCarthyさんがシアトルで使っているのと同じ量のコーヒー豆を正確に計測して抽出していました。

Bearpond_03

Kylen McCarthyさん。おそらく田中さんとの間で「日本に遊びに行くのでよろしく」「じゃ、いっしょになんかおもしろいことする?」「いいですね~」という気軽なやりとりがあって、今回のイベントがさらりと実現したのではないかと想像しています。

Bearpond_05

小さなお店だからこそ身軽に、スピーディーにやってしまえること。大規模に展開するお店では、取材ひとつとっても宿命的に「広報を通してください」になって、最初にその場にあった勢いが削がれてしまいがち。
BEAR PONDには今後も「個人の力」を発揮して、どんどん刺激的な遊びをしてお客さまを愉しませてほしいのです。田中さんはKylen McCarthyさんが使ったスペイン産の立派な豚の足と、ハイタッチをしていました(笑)

| | トラックバック (0)

«FLIPFLOP、リヤカーの芋けんぴ売り